ワインのテイスティングと表現例

ワインのテイスティングと表現例

テイスティングとは?

ワインのテイスティングと表現例

テイスティングとは、ワインが劣化していたり風味や色に濁りがないかを確認する一つの作法です。高級なレストランで注文した時にテイスティングするよう言われる場合があるかもしれません。

 

ちょっと飲んで確かめればいいといえばそれまでですが、幾らかテイスティングの作法というものが存在します。単にマナーを守るだけでなく、自分でしっかりワインを判断・確認するためにも、ティスティングの手順を調べてみましょう。

 

テイスティングの手順

まずは、注文したボトルが合っているか確認しましょう。標章やワイン、製造者名を慌てずに確認しましょう。あくまで確認のための作業ですから、急いだり無理に振舞ったりする必要はありません。

 

また開封の際、ソムリエが一度コルクに悪い部分はないか、匂いを嗅いで確認することがあります。その後グラスにワインが注がれますが、まずは色をしっかり見てください。グラスの足の部分を持ち、クリアかどうか不純物が入っていないかどうかなどを見ます。

 

もしテーブルクロスが白なら透かして見るのも一つの方法です。この時、白ワインならグラスを立てたままワインの液面の縁を見ます。赤ワインなら少しグラスを傾けて、傾いた側の液面の縁を見てください。縁を見ることで光が通って透けてしまう部分以外も見ることが出来ます。

 

そして香りを確かめましょう。グラスを近づけて匂いを嗅ぎ、異臭がしないかまずチェックします。その後、特に求められてはいませんがグラスを回してワインを空気に触れさせ、より香りの成分が開いた状態でもう一度匂いを嗅ぐスワーリングを行うこともできます。

 

そして目で観察し香りを確認した後、いよいよ口に含んでテイスティングです。適量を口に含み、咀嚼するかのように口の中で転がしましょう。ワインを飲み込む前に鼻から息を吸い、そして鼻から息を出します。そうするとワインの香りが鼻という感覚器官を余すところなく通過し、風味をより深い範囲で味わうことが出来ます。

 

テイスティングの際に言うべきこと

基本的には、それで問題なしということを伝えるだけで大丈夫です。「結構です」と一言伝えるだけで十分でしょう。なぜならテイスティングは、あくまで注文したワインに異常がないかどうかを確認するための手順であり、味の感想や品評をする場ではないからです。

 

味わうための試飲ではないので、好みじゃないからという理由でワインを取り換えてもらうことも避けましょう。

 

まとめ

テイスティングさせてくれたソムリエさんに手短に感謝を伝えることも出来ます。マナーを守り、ワインの確認も済ませて、ぜひその素晴らしいひと時を楽しんでください。

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